
石割山より次々と雲が湧く富士山を望む
海の日は、天上山ハイクに続いて、山中湖の石割山を登りました。
駐車場には9時40分に到着。
準備を済ませたら、黄色い橋を渡り赤鳥居を抜けて登っていきます。

石割神社参道の赤鳥居と石段
403段の石段にいきなり汗を絞られます。
石段を上がったところが富士見平と呼ばれる台地で、かたわらには東屋があります。

富士見台の東屋と石割神社へと続く道
ここで石割の湯からの作業林道を合わせ、緩やかに登っていきます。
途中、ベンチがあるところから右へとカーブし進み、堰堤の前を抜ければ石割神社はもうすぐ。
桂の御神木の前を通り、ひと登りです(10時20分)。

名前の由来にもなった岩を背負って建つ石割神社
石割神社の案内板によれば、ここは石割山の八合目で、
昔から古事記にある「天の岩戸」伝説の地とも言われる神域だそうです。

見事な注連縄が張られたご神体
ご神体の大岩(花崗岩)は「石」の字に似て割れていることから、その名がついたそうです。
大岩は裏側も割れておりグルリと周回できます。
裏側の入口はかなり狭く、横にならないと通過できません。
ご神体を時計回りに3回通過すると幸運が開けるそうなので、3周してから祈願!

石割神社の裂け目を通過
石割神社を過ぎると、傾斜が急になりますが、広葉樹の森がきれいです。
大きく枝を広げるブナやミズナラも見られました。
ところどころ段差があり、足場を選びながら登っていきます。

山道沿いで枝を広げるブナ
石割神社から15分ほどで傾斜がゆるくなると、
樹林を抜けて石割山の山頂に到着です(10時53分)。
富士山は雲に隠れていましたが、徐々に姿を現しました。
中腹では、絶えず雲が湧いては消えを繰り返しています。
雲の影が山腹や山麓を流れていく姿も印象的です。

石割山の山頂より富士山
展望を楽しみつつ、昼食を終えたら下山です。
雨道で溝状に掘られた道を一気に下っていきます。
山道脇にはシモツケやヤマオダマキなどが花を咲かせています。

山頂周辺に咲いていた花。シモツケ、ヤマオダマキ、ウツギ、アヤメ
下ること30分ほどで平尾山手前の分岐となり、ここで道標にしたがい「平尾」方面へと進みます。
しばらくは山腹を巻くようにゆるやかに行きますが、じきに階段状に整備された道を下ります。

平野への分岐道標と貯水池
途中、「貯水池、駐車場、トイレ」の道標にしたがい左へと下れば、
やがて、小さな堰堤の先で沢を渡り作業林道に出ます。
あとは右へと下っていけば、貯水池を通り、駐車場に戻れます(12時20分)。
下山後は石割の湯で汗を流し、帰路につきました。

石割神社の駐車場と石割の湯
見た瞬間に登る気が失せてしまいそう。
でも短時間で登れて眺めもいいし、よさそうな山だねえ。